- Published on
Arduinoに「MS5803」を接続し制御する
1289文字3分で読めます–––
閲覧数
- Authors
- Name
- 将 有坂
- short bio
- ラズパイやArduinoで電子工作をしてます。
はじめに
Arduinoはさまざまなセンサーやモジュールを利用して様々なプロジェクトを実現するのに適しています。この記事では、気圧センサー「MS5803」をArduinoに接続し、制御する方法について解説します。MS5803は気圧と温度を同時に計測できるセンサーであり、気象観測や高度計の構築などに活用されます。
※ センサー類を安く買うなら → AliExpress 🛒 早く届くのが良ければ → Amazon 🚚
1. MS5803気圧センサーの概要
MS5803は、気圧と温度のデータを同時に取得できるセンサーで、I2C通信を介してデータを取得します。通常、VCC、GND、SCL(クロック)、SDA(データ)の4本の線で接続されます。
2. MS5803の接続
MS5803をArduinoに接続するために、以下のように配線を行います。
- VCC: 5Vの電源
- GND: 接地
- SCL: I2Cクロックピン(通常A5ピン)
- SDA: I2Cデータピン(通常A4ピン)
3. Arduinoライブラリのインストール
MS5803を制御するためには、専用のライブラリをArduino IDEにインストールする必要があります。ライブラリマネージャーを使用して「MS5803」を検索し、インストールします。
4. Arduinoコードの作成
次に、Arduino IDEを開き、以下のようなサンプルコードを使用してMS5803を制御します。
#include <Wire.h>
#include <MS5803.h>
MS5803 sensor;
void setup() {
Serial.begin(9600);
if (!sensor.begin()) {
Serial.println("MS5803 センサーが見つかりませんでした。接続を確認してください。");
while (1);
}
}
void loop() {
sensor.read(); // データの読み込み
float pressure = sensor.getPressure();
float temperature = sensor.getTemperature();
Serial.print("気圧: ");
Serial.print(pressure);
Serial.print(" hPa, 温度: ");
Serial.print(temperature);
Serial.println(" ℃");
delay(1000); // 1秒ごとにデータを更新
}
このコードは、MS5803から気圧と温度のデータを取得し、シリアルモニターに表示するものです。必要に応じてデータを利用して、様々なプロジェクトに組み込むことができます。
5. コードのアップロードと動作確認
最後に、書いたコードをArduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いてデータが正しく表示されるか確認します。
これで、ArduinoにMS5803を接続し、気圧と温度のデータを取得するための基本的な手順が完了しました。MS5803のデータを用いて、気象情報の収集や高度の計測など、様々なプロジェクトを実現することができます。
※ センサー類を安く買うなら → AliExpress 🛒 早く届くのが良ければ → Amazon 🚚