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なぜINFPは女性に多いのか?—INTPとINFP・女性脳と男性脳 #MBTI
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- 杉原 翔
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- 99年生まれ。INTP、HSS型HSP。Couseraをきっかけに性格分類論に興味を持つ
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、個人の性格を16タイプに分類する指標として広く利用されています。その中で、INFP(内向・直感・感情・計画型)は女性に多く見られるタイプとされています。この記事では、なぜINFPが女性に多いのか、そして同じ内向・直感型であるINTP(内向・直感・思考・計画型)との違い、さらに女性脳と男性脳の視点からこの現象を考察します。
INFPとINTPの違い
INFPとINTPは、どちらも内向(I)と直感(N)を持つタイプですが、感情(F)と思考(T)の違いが大きな特徴です。
INFPの特徴
INFPは、以下の特徴を持つことが多いです。
- 感情重視: 感情を重視し、人との関係性や共感を大切にします。
- 価値観に基づく判断: 価値観や倫理に基づいて判断する傾向があります。
- 創造性: 創造的で芸術的な表現を好むことが多いです。
INTPの特徴
INTPは、以下の特徴を持つことが多いです。
- 論理重視: 論理的で分析的な思考を重視します。
- 客観的な判断: 客観的なデータや理論に基づいて判断します。
- 問題解決志向: 問題解決や新しいアイデアの探求に興味を持ちます。
なぜINFPは女性に多いのか?
INFPが女性に多い理由は、いくつかの心理学的および社会文化的要因によって説明できます。
心理学的要因
心理学的には、女性は一般的に感情や人間関係に重きを置く傾向があるとされています。これは、女性の脳が感情処理や共感に関連する部分が発達していることと関連しています。INFPの特徴である感情重視や共感は、女性に自然に見られる傾向と一致します。
社会文化的要因
社会文化的には、女性は幼少期から感情表現や他者との関係性を重視するように育てられることが多いです。これは、社会的な役割や期待が女性に感情や関係性を重視するように影響を与えているためです。これにより、INFPの特徴が女性に多く見られる一因となっています。
女性脳と男性脳の視点
「女性脳」と「男性脳」の概念は、脳の構造や機能における性差を説明するために使われることがあります。一般的に、女性脳は感情処理や共感に関連する部分が発達しており、男性脳は論理的思考や空間認知に関連する部分が発達していると言われています。
女性脳の特徴
- 感情処理: 感情を処理し、他者の感情を理解する能力が高い。
- 共感: 他者に対する共感や関係性を重視する。
男性脳の特徴
- 論理的思考: 論理的で分析的な思考を行う。
- 空間認知: 空間的な認知能力が高い。
これらの特徴から、INFPが女性に多く見られるのは、女性脳の感情処理や共感能力がINFPの性格特性と一致するためだと考えられます。
まとめ
INFPが女性に多い理由は、心理学的な要因と社会文化的な要因、さらには女性脳と男性脳の性差に関連しています。INFPの特徴である感情重視や共感は、女性に自然に見られる傾向と一致しており、これがINFPが女性に多い一因となっています。同時に、INTPのような論理的思考を重視するタイプは、男性に多く見られる傾向があり、これも脳の性差に起因していると考えられます。MBTIを理解することで、自分自身や他者の性格をより深く理解し、効果的なコミュニケーションを図ることができるでしょう。
99年生まれ。INTP、HSS型HSP。
19年にCouseraでイェール大「The Science of Well-Being」を受講し、講義内で触れられた「ストレングスファインダー」をきっかけに、MBTIをはじめとする性格診断・性格分類論・性格特性論に興味を持つ。
また、ADHDやASDといった性格特性と一絡げに扱われてしまいがちな特性や、自身が高IQ団体Mensa Internationalに所属することもありギフテッド特性・IQ・EQ・SQ・HSP気質(特にHSS型HSP)といった諸々の個人特性についても関心を持つ。
9年目を迎える一匹狼プログラマーでもあり、 自作SNSでは思考と日々を更新している。
杉原 翔の性格特性・性格分類・性格診断:
MBTI | INTP(論理学者) |
エニアグラム | タイプ5(研究者) |
エニアグラム(ウィング) | 5w4(因習を打破する人) |
本能タイプ/本能型 | Sp/So(自己保存-ソーシャル) |
トライタイプ | 549(隠者・超遊離型) |
ビッグファイブ | IHRNO (内向・他人に無関心・怠け者・冷静沈着・独創的) |