なぜインターネット上の8割はINTPとINFPなのか #MBTI

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  杉原 翔

  short bio

  99年生まれ。INTP、HSS型HSP。Couseraをきっかけに性格分類論に興味を持つ

インターネット上では、MBTI（Myers-Briggs Type Indicator）に関する議論やコミュニティが活発に行われており、その中で特にINTP（内向・直感・思考・知覚）とINFP（内向・直感・感情・知覚）のタイプが多いと感じる人が少なくありません。なぜこれらのタイプがインターネット上で突出しているのでしょうか？この記事では、その理由について考察してみます。

MBTIとは

まず、MBTIについて簡単に説明します。MBTIは、心理学者カール・ユングの理論を基に、個人の性格特性を16のタイプに分類する性格診断ツールです。各タイプは、以下の4つの二項対立の組み合わせで構成されます。

1. 内向（Introversion, I） vs. 外向（Extraversion, E）
2. 直感（Intuition, N） vs. 感覚（Sensing, S）
3. 思考（Thinking, T） vs. 感情（Feeling, F）
4. 判断（Judging, J） vs. 知覚（Perceiving, P）

この組み合わせにより、16の異なる性格タイプが形成されます。

INTPとINFPの特徴

INTP（内向・直感・思考・知覚）

INTPは論理的で分析的な思考を好み、新しいアイデアや理論を探求することに喜びを感じます。内向的であるため、一人で考える時間を大切にし、独自の視点から物事を深く理解しようとします。インターネット上では、フォーラムやブログなどを通じて自分の考えを共有し、他者とのディスカッションを楽しむ傾向があります。

INFP（内向・直感・感情・知覚）

INFPは感情に基づいた価値観や理想を大切にし、創造性や自己表現を重視します。内向的であるため、自分の内面の世界に対する興味が強く、詩や物語などを通じて自分の感情を表現することを好みます。インターネット上では、ブログやソーシャルメディアを活用して自分の創造的な作品を発表し、共感を呼ぶことが多いです。

インターネット上でのINTPとINFPの存在感

1. 自己表現の場としてのインターネット

INTPとINFPは共に内向的であり、自分の内面の考えや感情を表現する手段としてインターネットを利用することが多いです。インターネットは、自己表現の場として非常に適しており、自分のペースで情報を発信し、共感や反応を得ることができます。

2. 専門的な知識の共有

INTPは論理的な思考を好み、新しい知識やアイデアを追求することに熱心です。インターネットは、専門的な知識や情報を共有するプラットフォームとして最適であり、INTPはフォーラムやブログで自分の考えを発信し、他者との知的な議論を楽しむことができます。

3. 感情の共有と共感

INFPは感情に基づいた価値観を大切にし、他者との共感を求めます。インターネットは、感情や経験を共有する場として非常に適しており、INFPはブログやソーシャルメディアで自分の感情や体験を発信し、同じ価値観を持つ人々とつながることができます。

4. 創造的な活動の発信

INFPは創造性を重視し、詩や物語などを通じて自己表現を行います。インターネットは、創造的な作品を発表する場として最適であり、INFPはブログやSNSで自分の作品を発表し、多くの人々に見てもらうことができます。

結論

インターネット上でINTPとINFPが多いと感じられる理由は、自己表現や知識の共有、感情の共感、創造的な活動の発信において、インターネットがこれらの性格タイプにとって非常に適したプラットフォームであるためです。INTPとINFPは、それぞれの強みを活かし、インターネットを通じて自分の世界を広げ、他者とつながることを楽しんでいます。