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HSS型HSPと発達障害って関係するのかな?ちょっと考えてみたい
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- 杉原 翔
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- 99年生まれ。INTP、HSS型HSP。Couseraをきっかけに性格分類論に興味を持つ
HSS型HSPと発達障害って関係するのかな?ちょっと考えてみたい
HSS型HSP(Highly Sensitive Person with High Sensation Seeking)は、感受性が高く、新しい刺激を求める特性を持つ人々を指します。一方、発達障害は、発達過程で特有の困難を抱える障害群で、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)などが含まれます。この記事では、HSS型HSPと発達障害の関係について考えてみたいと思います。
HSS型HSPとは?
HSS型HSPは、一般的なHSPの特性に加え、新しい刺激や経験を求める傾向があります。これにより、彼らは深い感受性を持ちながらも、冒険心や探究心が強いという独自の特性を持っています。HSS型HSPの人々は、クリエイティブで洞察力があり、また高い共感力を持つことが多いですが、同時に過剰な刺激に疲れやすいという側面もあります。
発達障害とは?
発達障害は、発達の段階で特有の困難が見られる障害で、社会的な相互作用やコミュニケーション、行動面において課題が生じることがあります。特に、ADHDやASDは多くの人に知られており、これらは異なる特性を持っていますが、共通して環境からの刺激に対する反応の仕方に影響を及ぼすことがあります。
発達障害の主な特徴:
- ADHD: 注意力の欠如、多動性、衝動的な行動
- ASD: 社会的な相互作用の困難、特定の興味や行動に対する強いこだわり
HSS型HSPと発達障害の関係
HSS型HSPと発達障害には、いくつかの共通点があります。例えば、両者とも感覚過敏を持つことがあります。HSS型HSPは環境の刺激に対して非常に敏感で、これはADHDやASDを持つ人々が経験する感覚過敏とも類似しています。このため、HSS型HSPの人々が発達障害を持つ可能性があるのではないかと考えることができます。
可能な関連性
- 感覚過敏: HSS型HSPは感覚的な刺激に過剰反応しやすく、発達障害を持つ人も同様の特性を示すことがあります。
- 社会的な困難: HSS型HSPは、感受性が高いために社会的な場面でのストレスを感じやすいですが、これはASDの特徴とも一致することがあります。
- 思考の深さと独自性: HSS型HSPは深く考えることができる一方、発達障害を持つ人々も独自の視点や洞察を持つことがあり、これが共通の特性となることがあります。
注意点
ただし、HSS型HSPと発達障害は異なる概念であり、同一視することはできません。HSS型HSPは特性の一つであり、発達障害は診断に基づく障害群であるため、明確な区別が必要です。また、全てのHSS型HSPが発達障害を持つわけではなく、逆もまた然りです。個々の特徴や状況を理解することが重要です。
まとめ
HSS型HSPと発達障害の関係について考えてみると、共通点がある一方で、異なる特性を持つこともわかります。感受性や社会的な困難といった側面での類似性が見られるものの、両者の理解には注意が必要です。個々の特性を尊重し、それぞれの特性を理解することで、より良いコミュニケーションやサポートが実現できるでしょう。
99年生まれ。INTP、HSS型HSP。
19年にCouseraでイェール大「The Science of Well-Being」を受講し、講義内で触れられた「ストレングスファインダー」をきっかけに、MBTIをはじめとする性格診断・性格分類論・性格特性論に興味を持つ。
また、ADHDやASDといった性格特性と一絡げに扱われてしまいがちな特性や、自身が高IQ団体Mensa Internationalに所属することもありギフテッド特性・IQ・EQ・SQ・HSP気質(特にHSS型HSP)といった諸々の個人特性についても関心を持つ。
9年目を迎える一匹狼プログラマーでもあり、 自作SNSでは思考と日々を更新している。
杉原 翔の性格特性・性格分類・性格診断:
MBTI | INTP(論理学者) |
エニアグラム | タイプ5(研究者) |
エニアグラム(ウィング) | 5w4(因習を打破する人) |
本能タイプ/本能型 | Sp/So(自己保存-ソーシャル) |
トライタイプ | 549(隠者・超遊離型) |
ビッグファイブ | IHRNO (内向・他人に無関心・怠け者・冷静沈着・独創的) |